常磐ものの魚に合わせた
磐城壽を、まずは8種類。
福島・浪江町の請戸漁港の漁師たちの祝い酒として「海の男酒」と呼ばれ、常磐ものの魚とともに地元の皆さんに育てていただいてきた日本酒『磐城壽』。
震災前の鈴木酒造店は「日本で一番海に近い酒蔵」ともいわれ、海の暮らしに寄り添ってきました。だからこそ、津波と原発事故で大変な苦境に立たされながらも前を向き、その荒波を乗り越えようとしている漁師の皆さんの想いと、常磐ものの魚の本当の美味しさを多くの人たちに知っていただけるように。
常磐ものの魚の甘・塩・酸・苦・旨の5つの味覚とコクを味覚センサーで分析し、それぞれをより美味しく味わうための相性度を計測した『磐城壽』を、まずは8種類お届けします。あんこう、ヒラメ、イワシ、モクズガニ、ホッキ貝、スズキ、カツオ、カレイに。それを『魚酒(ぎょしゅ)マリアージュ』と名づけました。常磐ものの魚の美味しさに出会っていただけたら、こんなにうれしいことはありません。そして、いつの日か浪江町を訪れていただき、魚とお酒を楽しんでいただけたら幸いです。
開発ストーリー
震災前の浪江町は、山、里、川、海の恵みにあふれ、食文化が豊かな町でした。
現在、町は原発事故による避難生活が常態化した影響を受け、地域、そして家族間のコミュニティーが分断され、それぞれの地区、家族の文化継承が困難となっています。
一方で町内の生産者たちは、徐々に自ら生産する農・水産物の出荷ができる段階まで戻ってきている状態です。
それらの地域のなりわいを通じて復興するにあたり、しかし、いまだに地域産品の風評被害が根深いのが現状です。
特に水産物に関しては処理水の問題もあり、いまだに収束しそうにありません。
このような現状を打破し、常磐ものの美味しさを全国の人々へお届けしたい。そして地元への恩返しができればと考え始まったのが、このプロジェクトです。
数ある常磐ものの美味しさに寄り添う日本酒をめざし、常磐ものの魚の甘・塩・酸・苦・旨の 5つの味覚とコクを味覚センサーで分析。 それぞれを、より美味しく味わうための相性度を計測しました。
味覚の分析には、AISSY社の「レオ」を導入。神経細胞を通じて、脳が感じ取る味覚を数値化することに止まらず、旨味の増強や、苦みの抑制といった、「味の相互作用」を再現できることが特徴です。
味覚センサーおよび専門家と共に、数値化/視覚化した味覚情報を、それぞれの「磐城壽」で具現化しました。
そうして完成したのが『魚酒(ぎょしゅ)マリアージュ』と名づけた『磐城壽』です。
それぞれの常磐ものの魚の味や旨味と相性のよい日本酒を、まずは8種お届けいたします。
どの1本も味覚における相性分析の結果が90点という、互いの味の良い部分を最適に引き立てあう結果になっています。
それぞれの解析結果は下記をご参考ください。
解析結果
日本酒(磐城壽)を8つの分類に分け、
常磐ものの魚料理との相性分析を行いました。
商品一覧
常磐ものの魚たちの美味しさを、
この日本酒と一緒に味わってほしい。
東日本大震災以前に、私たちの酒蔵の前にあった福島県浪江町の請戸港に揚がる常磐ものの魚たちは、その品質のよさで、全国的にも評判でした。
私たちが造る日本酒『磐城壽』は、その海の幸とともに飲まれ、育てていただいてきたのです。
原発事故により大きな打撃を受けながらも、地元の漁師たちの頑張りで復活してきた福島の漁業に、恩返しの気持ちも込めて。
それぞれの魚や貝などの美味しさを、より深く味わっていただくためのいわば『魚酒(ぎょしゅ)マリアージュ』を楽しんでいただけたら、そして常磐ものの水産物の美味しさに出会っていただけたら、うれしく思います。
株式会社 鈴木酒造店
代表取締役 鈴木 大介
取扱店ご紹介
順次掲載していきます。
お問い合わせ
磐城壽を取り扱ってみたい販売店の皆さま。
まずは下記フォームよりお問い合わせくださいませ。